高校教師 贈り物をもらえず生徒を罵倒
【新唐人2014年9月16日】先日、黒龍江省依蘭(いらん)県の高校教師が教師節、つまり教師の日に贈り物をもらえなかったため、授業中ずっと生徒を罵倒しました。そこで、生徒はその場で600元あまりを集めて、教師のために贈り物を買ったといいます。これについて、中国の社会制度がモラル崩壊を招いた結果だとの声が聞かれます。
12日、黒龍江省ネットラジオ局は、依蘭県の高校、2年17組の担任、馮群超(ふう ぐんちょう)が教師節で贈り物をもらえなかったため、生徒を1コマ、罵倒したことを報道しました。
高校2年17組の担任 馮群超
「なんで分からない?ウザい奴らだね。10~20元で破産しないよ。分からないのか?忘れた? ふざけるな!バカたれ!ろくでなし!貧乏人め」
事件が暴露されたあと、地元の教育局は、この教師の職務を解きました。それでも、批判の声はやみません。
山東大学 孫文広元教授
「今の教育界は最低です。生徒を殴り罵る教師もいます。生徒の親は教師を怒らせないよう、泣き寝入りしています」
実は中国では、教師節に贈り物をもらうことが当たり前の現象になっています。例えば、江蘇省無錫(むしゃく)市のある中学教師は、学生からもらった数々の贈り物をネットで披露しました。
広州市の教師 李氏
「現在 どの業界も手段を選ばずお金をせしめています。教師は教師節で副収入を得るのです」
山東省の孫文広(そん ぶんこう)元教授は、これが中共の教育の悲哀だと述べます。中共当局は教師の模範になれず、教師を導くこともできません。生徒に対する教師の態度は、庶民を虐げる官僚のやり方とまったく同じです。この点が問題の核心だと孫さんは指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/15/a1138386.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)